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クロマキー合成の使い方

グリーンバックを抜いて、人物の後ろに好きな背景を合成できます。

更新日:2026年 10月 26日 · 読了時間 3 分

PowerDirector の「クロマ キー合成」は、グリーンバックなどの単色の背景を抜いて、人物を新しい背景クリップの前に表示する機能です。照明にムラがある背景でも複数の色を抜くことができ、境界を調整して自然な仕上がりにできます。グリーンバックで撮影した人物を別の場所にいるように見せたいときに使います。

適用前
グリーンバックの前に立つ、茶色のジャケットと帽子姿でリュックを背負った女性
グリーンバックで撮影した映像
適用後
緑色を抜いて、日の当たる山の風景の前に同じ女性を合成したもの
緑色を抜いて、後ろに山のクリップを合成しました。
⚡5ステップでわかるクロマキー合成の使い方
  1. PowerDirector のタイムラインにグリーンバックの映像を追加します。
  2. 背景クリップを、グリーンバックのクリップの上のトラックに配置します。
  3. グリーンバックのクリップを選択し、タイムラインの上にある[編集]をクリックします。続いて、[動画]→[背景]→[クロマ キー合成]を選択します。
  4. スポイトのアイコンをクリックし、プレビューで抜きたい色をクリックします。
  5. [色の範囲]と[ノイズ除去]で境界を調整し、[OK]をクリックします。

クロマキー合成を使う手順

ステップ1: グリーンバックの映像をタイムラインに追加する

グリーンバックの映像をタイムラインに追加します。トラック2に配置し、トラック1は背景用に空けておきます。

PowerDirector のタイムラインで、トラック2のグリーンバックのクリップが強調されている
トラック2に配置したグリーンバックのクリップ

ステップ2: グリーンバックの上に背景クリップを配置する

人物の後ろに新しい背景を表示するには、グリーンバックの映像より上のトラックに背景クリップを配置します。この例ではトラック1です。

トラック1はタイムライン上ではトラック2の上にありますが、映像ではグリーンバックのクリップの後ろに表示されます。そのため、緑色を抜いた部分に背景が見えます。

タイムラインで、グリーンバックのクリップの上にあるトラック1の背景クリップが強調されている
トラック1に配置した背景クリップ

ステップ3: クロマキー合成を開く

グリーンバックのクリップをクリックして選択し、タイムラインの上にあるツールバーの[編集]をクリックします。

タイムラインでトラック2のグリーンバックのクリップが選択され、タイムラインの上のツールバー左端にある「編集」ボタンが強調されている
タイムラインの上のツールバーにある「編集」

開いた編集パネルで[動画]タブを選択したまま、その下にある[背景]タブを開きます。[背景]が見えない場合は、タブの列の右端にある矢印をクリックします。

編集パネル左上の「動画」タブと「背景」タブが強調され、左側の一覧に「AI 背景除去」と「クロマ キー合成」が表示されている
「動画」タブから「背景」タブを開く

左側の一覧で[クロマ キー合成]をクリックします。[オーバーレイ詳細編集]ウィンドウが開き、色を抜くための設定が表示されます。

編集パネルの「背景」タブで、左側の一覧の「クロマ キー合成」が強調されている
左側の一覧にある「クロマ キー合成」

ステップ4: スポイトで抜く色を選択する

ウィンドウ左側の[クロマ キー合成]で[カラー]の横のスポイトアイコンをクリックし、プレビューで抜きたい色をクリックします。その色が透明になり、背景クリップが見えるようになります。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウの「クロマ キー合成」で、「カラー」の横にあるスポイトのアイコンが強調されている
スポイトで抜きたい色を選択します。
「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウのプレビューで、緑色が抜けて、ビーチの背景の前に女性が表示されている
緑色が消えて、背景が見えるようになりました。

ステップ5: 境界を調整する

プレビューの右下にある目のアイコンをクリックすると、選択したクリップだけが表示され、抜いた部分は黒で表示されます。こうすると、残った緑色が見つけやすくなります。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウのプレビュー右下で、「フィット」メニューと目のアイコンが強調され、抜いた部分が黒で表示されている
黒い背景では、残った緑色が目立ちます。

細部を確認するには、目のアイコンの左にある[フィット]メニューから表示倍率を選びます。

[色の範囲]のスライダーをドラッグして、抜く色の範囲を設定します。広げると緑色がより多く抜け、狭めると人物の色がより多く残ります。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウで、「色の範囲」のスライダーが強調されている
「色の範囲」で抜く色の範囲を調整します。

[ノイズ除去]は、クリップの境界を微調整する設定です。境界をくっきりさせて余分なピクセルを取り除くので、より自然な仕上がりになります。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウで、「ノイズ除去」のスライダーが強調されている
「ノイズ除去」で境界をきれいにします。

背景の照明にムラがある場合や、複数の色を抜きたい場合は、[クロマ キー合成]の見出しの右端にある[+]をクリックします。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウで、「クロマ キー合成」の見出しの右端にある「+」ボタンが強調されている
「+」をクリックして色を追加します。

スポイトとスライダーが付いた2つ目の色の設定が表示されます。新しい色を選び、色ごとに個別に調整できます。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウの「クロマ キー合成」に色の設定が2つあり、それぞれに「色の範囲」と「ノイズ除去」のスライダーがある
追加した色ごとにスライダーで調整します。

調整が終わったら、ウィンドウ下部の[OK]をクリックして設定を保存します。

「オーバーレイ詳細編集」ウィンドウ下部の「OK」ボタンが強調され、プレビューでは人物がビーチの背景の前に合成されている
「OK」で設定を保存します。

グリーンバックを使わずに撮影した映像から人物を切り抜くには、[AI 背景除去]を使います。使い方と、2つの機能の使い分けについては、「AI 背景除去の使い方」をご覧ください。

この手順は、Windows 版 PowerDirector 365 (バージョン 25.0.10) で確認しました。

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クロマキー合成に関するよくある質問

いいえ。[クロマ キー合成]ではスポイトで選んだ色を抜くことができ、[+]で別の色を追加することもできます。背景には、人物に含まれない色を選ぶのがおすすめです。同じ色が人物にもあると、その部分も消えてしまいます。

グリーンバックの映像の上のトラックに配置します。たとえば、背景をトラック1に、グリーンバックのクリップをトラック2に配置します。トラック1はタイムライン上では上にありますが、映像ではトラック2の後ろに表示されるため、色を抜いた部分に背景が見えます。

[クロマ キー合成]の横にある[+]をクリックして色を追加し、色ごとに[色の範囲]と[ノイズ除去]を調整します。